公益社団法人日本博物館協会発行 『博物館研究』令和5年10月号
投稿 「博物館のWebサイトの課題の変遷と継続的な改善のための協働の提案」
項目
- はじめに 博物館のWebサイトの“コンテンツの充実”
- 博物館のWebサイトの“重さ”
- スマートフォンでの “見やすさ”
- 改善の手立てを探るための内部視点調査
- 改善を継続するための博物館横断の協働
2023年の春に、複数の国立の博物館のWebサイトを参照した際に、トップページの読み込みが遅いと感じました。国立の館に加えて、47都道府県から選んだ公立博物館のWebサイトについて、”重さ”と”スマートフォンでの見やすさ”について客観的な計測を行ってみました。その結果は関係者に共有すべきだと考えて投稿しました。
博物館はその社会的な価値において、利用者個人の情報収集・活用に要する時間に対して、他の施設や機能と競合関係にあると考えることもできます。博物館の「ジツブツ」資料にアクセスする行動を支えるパスの一つとしてWebサイトは重要な役割を持っています。改善を続けなければ、相対的な位置を維持することが難しくなっていくでしょう。ではどうすればいいのか、提案も加えさせてもらいました。