写真左手がJR東京駅丸の内南口。会場は、右手の三菱ビル10Fです。
ルーヴル美術館の百万人単位のビジター動線データを収集、MITのラボと協同でデータ解析を行った結果は・・・
<研究のウェブサイト>
A study of visitors’ behavior using Bluetooth data
http://senseable.mit.edu/louvre/
この研究をリードしたバルセロナ在住の建築家・吉村さんのお話を聞く勉強会(無料)を開催します。
お申込みには特に制約は設けませんが、ミュージアムの関係者(学芸員、研究員、研究者など)や都市のモビリティに関心のある方等を参加者として想定しています。
満員御礼、受付を終了しました。(6/4)
◆◆◆正式の参加申込みは以下のフォームで◆◆◆
http://bit.ly/1AmzkIo
一部の知人には、facebookイベントでもご案内しています。正式の申し込みは上記リンク先でお願いします。
◆日程
6月6日(土) 10時-12時
◆場所
場所は、東京駅から3分の慶應丸の内キャンパスのご厚意でセミナールームをお借りします。講師・会場との調整のため、事前に参加者名簿を作成します。
◆定員 おおむね30名
◆吉村有司(よしむらゆうじ)氏のプロフィール
愛知県生まれ建築家。バルセロナ現代文化センター、カタルーニャ工科大学UNESCO Chair、バルセロナ都市生態学庁、カタルーニャ先進交通センター勤務などを経て、現在、laboratory urban DECODE共同代表、マサチューセッツ工科大学SENSEable City Lab Research Affiliate。
◆演題/テーマ
ミュージアムにおけるビックデータの可能性
人類の歴史に出現した「都市」というアーキテクチャーに多くの人が引き寄せられている。吉村氏は都市におけるモビリティというテーマに取り組む中で、現代都市を構成する重要な要素の一つであるミュージアムに着目してきた。氏は、人やモノの移動軌跡をビックデータとして取得しうる手法を独自に開発し、ルーヴル美術館において100万人単位の来館者の移動軌跡データの収集に成功。都市に関する大規模データ研究をリードするSENSEable City Lab(マサチューセッツ工科大学)、複雑系ネットワーク研究で一歩先を行くバラバシ・ラボとの共同データ解析を通して、博物館における来館者の新たなる行動パターンが発見されつつある。
近年では同手法を都市内に散らばる複数のミュージアムや公共施設などに適応することによって、1つのミュージアムの中における来館者の行動分析に留まらず、都市全体での活動へとシームレスに繋ぐことによって、社会全体の中におけるミュージアムの役割を人々の移動軌跡という側面から浮かび上がらせる可能性に着目している。
また、多様な専門性を結集した国際的なチームビルディングについても学びたい。
◆事務局 本間浩一(慶應義塾大学SDM研究所研究員)
注記
吉村さんは、同日午後、日本ミュージアム・マネージメント学会第20回記念大会でも登壇されます。
報告と提言 15:15~15:45
「ルーヴル美術館における来館者の移動軌跡調査」