実践報告 (共著)

150608dsc02168_2

日本ミュージアム・マネージメント学会

研究紀要 第19号 2015年3月 pp.81-88.

タイトル

「ミュージアム横断の学習プログラムデータベースへのアクセス数向上策:実践と検証」

著者

本間浩一 庄中雅子  松尾美佳   小川義和
(本間以外は、国立科学博物館所属)

和文要旨

ミュージアムは生涯学習を支援する社会的なシステムとして期待されており、教育普及活動として各種の学習プログラムが開発され実施されている。実験システムPCALi(ピカリ)の開発は、学習プログラム開発者がミュージアム間の情報交換・交流によって効率的かつ高品質の開発を容易にすることと、一般市民が学習プログラムの目的を意識して利活用できるようにすることを目的としている。このシステムは、幅広い世代のユーザの様々な目的での活用を対象としている。本研究では、ユーザが年齢・地域によらずにPCALiの機能にアクセスする可能性を上げるために、特徴が異なる複数のサイトを組み合わせるウェブサイトの設計を行った。設計の意図は、個人の学びを継続的に支援することと、より広く認知されるためのオープンなアクセスの両立である。ウェブサイト公開後の初期のアクセス状況の把握により、設計の意図が基本的に実現されていることを確認した。

備考

2015年6月6日の学会の第20回大会で発表しました。