5年間の研究の最終報告書が届きました

科学研究助成事業/基盤研究S

「知の循環型社会における対話型博物館生涯学習システムの構築に関する基礎的研究」

5年間の成果が最終報告書にまとまりました。

(上の冊子。下の冊子は2年前の中間報告書。)

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1年5ミリ300グラムの堆積。

5年間のプロジェクトの青い最終報告書が届きました。厚さ30mm,1531gでした。2年前の薄青の中間報告書は18mm、998g。納得感の「見える化」に厚み重さが欠かせないのは物理制約に生きる人間の性でしょう。

研究協力者として末席で参加させてもらい、国内外百人ちかい博物館関係者から学びました。報告書の一部も執筆させてもらいました。年度末、新たなステージへの異動や転職連絡も含む挨拶メールが次々届きます。

ミュンヘン、プラハ、ミラノ、ニューヨーク、ワシントンDC、台北、台中。そして、会議や見学でうかがった旭川から福岡までの数十館。一般訪問者では入れないバックヤードも見学し、議論・対話を重ねてきました。

国立科学博物館の小川さんにお誘いいただき一般人として稀有な体験をさせてもらいました。引き続き、個人にとっての生涯の博物館体験の研究を個人的にすすめていきます。

小川義和(研究代表者). 2017. 『知の循環型社会における対話型博物館生涯学習システムの構築に関する基礎的研究. 課題番号 JP24220013. 平成24年~28年度 科学研究費補助金 基盤研究S 研究成果最終報告書』. 国立科学博物館, 東京.

報告書は、PDFでご覧いただけます。