滋賀県立琵琶湖博物館内の研究倫理研修で、講演をしました。タイトル『オンラインの活動の可能性とリスク』


12月3日に、琵琶湖博物館の学芸員の方からの依頼で、毎年行われている研修の講師をしました。

2012年から2017年までの5年間の科研費プロジェクト「知の循環型社会における対話型博物館生涯学習システムの構築に関する基礎的研究」でご一緒した ご縁です。

テーマは、博物館のネット上での諸活動の可能性とリスクについてでした。コロナ禍の社会情勢で来館に制約がかかるなどの事態も生じ、オンラインでの活動の必要性が高まってきていることも関係しています。また、 組織として 博物館が行うことだけでなく、学芸員・研究員等が個人の立場で発信することも増えてきていますが、そこにある課題や対策も共有したいという希望をいただいていました。

参加者は約50名ですが、感染症対策を考えて、300人のホールが会場になりました。対面でのイベントへの制約が緩和されはじめ、久しぶりの距離感です。自己紹介のあと、参加された皆さんについて教えてもらいます。利き手・利き目の左右の組合せ4通りごとに、会場のどの位置に着席されたかを挙手で示してもらいました。(最近関心のあるテーマで、情報を収集しています。)

講義は、具体的な事例を深掘りする「虫瞰」と、横断的にテーマをもって見渡す「鳥瞰」を行き来しながらの90分でした。
「虫瞰」 ではネット上で”炎上”した事例などを、「鳥瞰」 では2009年と2019年の間の10年間で、47都道府県の代表的な総合/歴史民俗系博物館のウェブサイトがどのように変わった調べた成果などを話題にしました。

さて、 琵琶湖博物館 に来るのは今回が3回目でした。広いうえに密度の濃い展示が展開されており、まだまだ一応一通り見学できた実感がわきません。しかも2016年からリニュアルが進行しているので、今回初めて見るエリアもありました。
JR京都駅から、JRとバスを使って1時間ほどでこの自然豊かな環境に身を置くことができますから、ぜひ一度お運びください。


研究会の翌日、琵琶湖対岸の比叡山に登って、琵琶湖博物館を望みました。(中段右寄りで湖にせり出した烏丸半島)